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プラモで科学しよう ”調色編”

2009.12.11 (Fri)
プラモで科学しようのコーナー第三回ですよ。

細けぇことはいいんだよ!
って方はいつものように一番下に面白くない投票ボタンがありますので
ポチっと押してくださいね。
面白かったとか、万が一役に立ったとかいう奇特な方は
面白かったボタンの連打をお願いしますね。
(ごめんなさい。連打はしないでください)

今回のお題は混色で自分のイメージする色を作るには
どうしたらいいのか、
について紹介したいと思います。
小学校の頃、絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせて
変な色を作っていませんでしたか?
え?私だけ?
あれをもう一度考えてみましょうということですね。

混色して作るのがえらいんだとか
買ってきてそのままを塗るのが嫌なんだとかいうことを
言いたいわけでは、勿論なく、
私がMr.カラーのどの色がどういう色なのかわからないため
泣く泣く調色で欲しい色を作っているだけです。

Mr.カラーはそれぞれの色をpdfでみることができますが
モニタによっても違いますし
プリントしてもプリンタによって発色は様々です。
結局は買ってから塗装してみて初めて色がわかることになります。
欲しい色の番号がわかっていれば、それが最高です。

お小遣いが豊富にあれば買ってみて色々試せるのですけれどね。
どこかに試し塗装させてくれる模型屋とかないですかね。
やっぱり模型誌の作例を沢山みるしかないのでしょうか・・・。

前置きが長くなってしまいました。
悪い癖です。

基本的には色の三原色(赤青黄)と
加えて白黒があれば好きな色を作ることができます。
光の三原色が赤緑青ですので、間違って赤緑青を揃えない様にw
ホントは黒はいりません。調色が楽になるだけです。
三原色を全部混ぜれば黒になりますが
色相を変えないで全部混ぜるのは難しいです。

金属光沢や蛍光色は話が変わるので今回は触れません。
カナブンや玉虫のような光沢も今回は外します。
自由電子とか励起波長とか円二色性とか
ややこしいことを説明しないといけませんから。
それも科学っぽくていいですけどね。

それでは例として茶色を作ってみます。
まず始めに色相を考えます。

色相とは赤や緑や橙色のような色のことです。
白や黒が入っていない、純色ってやつですね。
三原色の輪が三つ重なった図(3つ重なると黒)をよく見ますが
調色で三色の混合を考えるのは難しいので2色混合で考えます。



図のように赤〜黄〜青〜赤と繋がった
色を混ぜた時の変化の図ですね。
要は虹です。
茶色がほしい場合の色相はオレンジ色ですね。

赤と黄色を混ぜてオレンジ色を作ります。
このときに赤を多くするのか、黄色を多くするのか
それとも同じくらい混ぜるのかによって色相が変化します。
例えば黄色が多いと黄土色になります。
どういう茶色が欲しいかを
きちんとイメージしておくことが大事です。
ここでは茶色を作りますから黄色と赤を混ぜてオレンジ色を作ります。



デジタルな図ですが、実際の塗料でもほぼ同じことです。

次に彩度と明度を調節します。
彩度とは色の鮮やかさです。
白に近づくほど彩度が低い色です。
ポスターカラーとかは彩度が低い色ですね。

それに対して明度は色の明るさを表します。
黒に近づくほど明度が低い色になります。
下の図を見てください。



横軸が彩度、縦軸が明度を表しています。
右上がもっとも鮮やかでもっとも明るい色になりますね。
左上はもっとも彩度が低く、明度が高い色なので白になります。
一番下は明度が一番低い色なので黒になります。

明度と彩度がごっちゃになってる人もいますが
明度と彩度は全く違うものです。
私も最初は彩度と明度の違いがわからなくて苦労しました。
なんで白混ぜても戻らないんだ??って。

白で調整するのが彩度、黒で調整するのが明度です。
ですから、黒を混ぜすぎたので白で元に戻すなんてことは出来ません。
入れすぎた場合は元の色を加えるしかありません。
それでも、一番最初の純色には戻れません。

3原色を全部混ぜると黒になりますね。
調色の際もいろいろな色を混ぜると明度が下がって
(黒に近づいて)いきます。
混ぜるのは2系統の色(例えば、赤と黄)までにして
白と黒で彩度と明度を調整すると、思いの色がうまく作れます。
小学校の絵の具の失敗はここで生かします。

これを応用したのがアストレアで使った胸のグリーンです。
クリアの青と黄に赤を少量入れることで
暗い緑を作りました。
アストレア 24

先ほど作ったオレンジは右上になります。(純色であればですが)
このオレンジに白を加えていくと
色はだんだん左側に移ってきます。
このときに白をどれだけ混ぜるかで彩度が決まります。
適当に白を混ぜてみます。



これくらいにしましょう。
結構淡い色合いになりました。

次に明度を調整します。
先ほどの塗料に黒を加えます。



そうすると図の下へ色が移動します。
これで茶色の完成ですね。

調色の基本は以上です。
簡単ですね。

ただし、混色するときの注意点があります。
足した色は引くことはできません。
特に白と黒を入れすぎてしまっても
後戻りは出来ませんから、ごく少量ずつ入れていくといいですね。
デジタルはそれが可能なところがいい点ですね。

さて、ここからは応用編です。
ガル蔵さんで調色していたときの写真を見てみます。

Mr.カラーの緑、黄緑、黄色、黒と
GXカラーのモウリーグリーンが並んでいます。
写真にはありませんが、ファンデーションホワイトも使いました。
ここまでに述べてきたように、三原色と白黒ではありませんね。

残念なことにMr.カラーは純色ではなくて
色々な色が混ざった状態で販売されています。
純色ではないので先ほどのように簡単には混色で
思いの色を出せません。
たとえば、Mr.カラーの緑はかなり黒が入っています。
GXカラーのモウリーグリーンは明度・彩度共に高いみたいですね。

ここで欲しかった色は薄い緑です。
色相は黄緑と緑の間くらいを考えました。
始めは緑と黄色を混色して色相を合わせようとしましたが
かなり難しく、黄緑色とモウリーグリーンをいれて
色相をシフトさせようと努力した後なのですね。
先ほどの図でいうと最初のスタートが違います。



この色を



この位置へシフトさせる必要がありました。
色を図の左下方向へシフトさせるのは
白と黒を混ぜるだけなので簡単ですが
右上方向へ移動させるのはやっかいです。
緑に黄色を混ぜたり、黄緑を混ぜたり色々します。

実際はモウリーグリーンを入れて明度を上げたり
黄色を入れて色相と彩度を変えたり
黄緑で彩度と明度を変えたりと少しずつ調色していきます。
図で考えると↑方向へ移動させたり
左へ移動させたりということになります。
しかし、黄色を混ぜても純色ではなく、
白が入っているので彩度が低くなったり、
緑を入れると明度が下がったりともう散々です。

後で考えるとモウリーグリーンと黄色から始めるか
黄緑から始めるかして作り直したほうが早かったですね。
無駄にするのがもったいないので
いろいろ混ぜてなんとか希望の色にしたおかげで
不必要に大量の薄緑が出来上がりました。
どっちの方がもったいなかったんだかw

調色する際はどの色を最初に使うかというのが非常に重要ですよ
という話でした。
なんで最初から黄緑を使わなかったのかというと
黄緑を持ってたのをすっかり忘れていたという
お馬鹿なことが原因でした。

ところで、Mr.カラーはなんで純色を売らないんでしょうか。
(コメントで純色あるよ〜と教えてもらいましたがw)
答えは簡単です。
純色は隠蔽力が極端に低いからです。

そのまま塗ってもまず発色しません。
なので買ってきてすぐに使えるように
隠ぺい力をあげるためにいろいろと混ぜてあるのですね。
ちなみに、黒も白も完全なものは売っていません。
黒でも青が強かったり黄色が強かったりと
まっくろくろではありません。
白も同様です。
三原色と完全な白黒があればいいんですけどね。

余談ですが、私はMr.カラーを購入するときに
底を見るくせが付いてしまいました。
白の粒子は重いので白が入っている場合はよく底に沈んでいます。
これを逆手に取って、上澄みをうまくすくえば
純色に近いものがとれるのかなと思いますが
やったことないのでわかりません。
どなたか試したことある方がいらしたら
ぜひ教えてください。

小学校の頃、絵の具を混ぜ合わせて作った色は暗い汚い色ばかりでした。
白を混ぜても綺麗な色にならないのが不思議でした。
あれは多数の色を混ぜていたので
明度がどんどん低くなってしまっていたのですね。
いまもあの頃のように混ぜまくっていますから
基本的に成長していないのは間違いありませんw


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