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プラモで科学しよう 道具編 ”スコヤ”

2012.07.05 (Thu)
は〜い、みなさんおまちかねの
久々のプラ科の時間ですよ。
え?待ってない?

orz





今回は道具の使い方なので
やすり編と同じく、科学じゃないですが
他にカテゴリーもないので
プラ科にします。

今回はスコヤの使い方について。
スコヤって名前でわからなければ
こんな奴って見たことないでしょうか。

2枚の板が直角になっているやつです。
似たようなものにさしがねがありますね。


さしがねは定規みたいにメモリも付いています。
こちらを使ってる人は多いんじゃないでしょうか。

さしがねがあればそれでいいじゃん
スコヤなんていらねー
という声が聞こえそうです。

お前がそう思うんならそうなんだろう、
お前の中ではな。


そういう声は無視して先へ進みます。
たぶん、最後まで読めば
スコヤの必要性がわかると思います。

小型のスコヤを見つけてからは
さしがねをほとんど使わなくなりました。
スコヤと直尺ばっかり使ってます。

スコヤとさしがねの最大の違いは
でっぱりがあるかないか、です。
これがあるのとないのでは
雲泥の差、月とすっぽん、
かけうどんと肉うどん、
アリとキリギリス、です。

スコヤの角は精度の高い直角になっていますが
さしがねでは丸くなっています。
この違いも大きなものになります。

もっとも使用頻度が高い
プラ板切断についてみてみます。

スコヤを使って直線を引きます。

まずはじめに、基準となる面を決めます。
直線が出ている面を選びましょう。
プラ板工作で精度が出ない人は
基準面を意識するだけで
精度がかなり上がると思います。

このときにさしがねとスコヤの
大きな違いが現れます。
さしがねでも同様のことが出来ますが。


スコヤの場合。

でっぱりがあるおかげで
プラ板の全面にスコヤが当たります。
これだとけがき線がずれることは
まずありません。

一方さしがねでは。

でっぱりが無いため
さしがねが面に対してナナメになるため
どうしてもけがき線部分が浮いてしまいます。
けがく線からガイドが浮いていると
直線が引けないとは言いませんが
かなり難しくなります。
これが精度が出ない一因となります。

無理やりさしがねを押し当てても
ねじれるため
直角の線は引けません。
直角が出せなければ、
あとで紹介するような
工作はほぼ不可能です。
時間と手間をかけて
失敗品を量産することになります。

スコヤには定規のようなメモリが付いていません。
例えば10mmで切りたいときは
どうしたらいいでしょう?
端から10mmを測って、そこに印をつけて
さしがねを当てている人が多いんじゃないでしょうか?
そのやり方だと、印を付ける位置、
スコヤを当てる位置、ナイフの刃が当たる位置と
3回も精度を落とす危険性があります。
それよりも
もっと精度を出せる方法があります。

スコヤに直接直定規を当てて使います。
これだと、ナイフの刃が当たる位置だけが
精度を落とすことになります。
3度の危険より1度の危険のほうが
安全だと思いませんか?
この方法はさしがねでは出来ません。
さしがねでは面から浮いているので
定規を当てることができません。

ただし、このときには
定規の端からメモリがあるものを使います。
シンワの直尺がおススメです。
ほとんどのホームセンターに置いてあり
価格も安く、入手も簡単です。
プラスチック製の定規はおススメしません。


スコヤのもう一つの重要な使い方の
直角出しについてみてみましょう。

接着や切断で直角を出したい場合に
目で判断するのは難しいですね。
そのときにはスコヤの出番です。

切断面にスコヤを当てて
隙間があるかどうかで判断します。
プラ板を逆に当てると直角かどうか見づらくなるので
スコヤの角に隙間がくるように当てます。

軸の接着でも同様に

隙間があるかどうかで判断します。
さしがねでは角が丸くなっているため
傾いているのか、角の隙間なのか
判断ができません。
軸が長ければなんとかなりますが
そんなに頻繁に長い軸を使わないでしょう。
短い軸でもちゃんと判断できる
スコヤが有利です。

スコヤは一方の板が厚くなっているので
面に対して垂直に置き易くなっています。
さしがねは板厚が薄いので
どうしても面に対してナナメになるので
垂直もスコヤに比べると
出しにくくなります。

軸を面に対して垂直に立てたい場合は
90度ずらして2か所で判断します。

まず、一方の垂直を確認した後に
90度ずらした位置でも確認すると
面に対して垂直が出せます。

箱組する場合にも
スコヤで直角を確認しながら接着すれば
かなりビシッとした箱が出来あがります。
戦車の車体を組むときなんかにも便利です。
このときも、スコヤの厚い方に
プラ板を乗せて使うと
作業しやすくなります。

まぁ、ここまではちょっと使ってみればわかること。
精度の高いプラ板の切り出し
特に直角・平行について考えましょう。
寸法の切り出しはもう説明しましたね。
スコヤがあればそれ一本で
かなり精度の高い工作が出来るようになります。
三角定規を使って平行とか直角も出せますが
定規を動かしてる間にずれたりするので
私は使いません。
それに三角定規のほとんどはプラ製なので
カッターでの切断も難しいですからね。

具体例としてプラ板の切り出しと
基準面について考えます。
切り出しの精度をあげるための解説ですので
へこんだところの直角は
どうしたらいいかという質問は受け付けませんw

こんな形のプラ板を切り出してみましょう。

結構面倒な形です。
平行と直角を出さないといけません。

しかもつかうプラ板はこれ。

下側は適当に切りだしてしまったので
直線ではありません。
さらに、両端面は上側に対して
直角ではありません。

まずは基準面を選びます。
基準面とは全ての計測の基準とする面です。
この面にスコヤを当てて直角を出します。
基準面以外の面に当てても
基準面から作った直角には合わないので
他の面に当てて使わないようにします。
基準面を無視するとどうなるかは
後ほど。

基準面は直線になっている面を選びます。
他の面に対して傾いているとかは
気にしません。
まっすぐ直線というのが
基準面の条件になります。

この面を決めることで
より精度の高い工作ができます。
このときに直線になっていない面を選ぶと
直角も平行も出せません。
スコヤを当てる度に角度が変わりますから。

買ってきたプラ板は直角は出ていませんが
面の直線はおおよそ出ています。
基準面には直線の部分を選ぶので
買った時のはしっこの面を選ぶといいでしょう。
もしも、すべての面がぐちゃぐちゃな場合は
どこでもいいので定規を使って
綺麗に直線に切り出します。


次に基準面から直角の面を作ります。
この面を第二基準面とします。

基準面は2つまでが基本です。
第三とか第四とか作ると
ぐちゃぐちゃになって精度は出せません。

さしがねでは第二基準面は作れません。
さしがねを使って直角の直線が作れないので
基準とする面を作れません。
さしがねしかない場合に
この形状を作るのは
難易度が数倍に
跳ね上がってしまいます。
つまり、時間と手間が多くかかり
失敗も多くなることになります。

第二基準面が出来たら
切り出す寸法に従って
切断します。

わかりやすく、赤線で欲しい形を描いてみました。
まずは基準面と直角を切ります。
気をつけないといけないのは
まだプラ板から切り離さないことです。
スコヤを当てる面が短くなると
それだけずれやすくなります。

スコヤが当たる面を
最後まで大きくしておくのが
精度の高い工作のコツになります。
基準面以外の面にスコヤを当てて
切り出さないことも重要です。
基準面は2つまで。
ということは、スコヤを当てる面は
2つまでということです。

基準面と直角が終わったら
第二基準面と直角の部分を切ります。

第二基準面がきちんとできれいれば
ここで切る線は基準面と平行になるはずです。

ここまで出来れば
勝ったッ!第三部完!

最後にプラ板から切り離して
できあがりです。

しつこく、基準面と言っていますが
それを無視するとどうなるでしょう。

基準面以外にスコヤを当てて
平行線を引こうとしても
基準面に対して平行でないので
平行線は引けません。
このちいさなズレが積み重なって
精度がでなくなり、
大きなズレになったり
精密感がなくなったりします。

精密感が無くなるのを
逆に利用してやろうとしたのが
ガル蔵の追加スラスターベーンです。
発散したデザインと精度の無い工作で
試作品に見せたかったわけです。

升目シールだけの目分量でプラ板を切ることで
精密感を無くして試作品っぽさを
出そうとしましたが、
イマイチ失敗でした。

良く見ると、平行直角が出ていなくて
さらに一枚一枚の形が違うんですが
細かいのでそこまでよくわかりません。

すげぇって言われて素でへこみました。
なかなか思ったようにはいかないものです。
細かいのと精密感って違うと思うんだけどなぁ。
まだそれを表現できるようにはなってないようです。
修行あるのみ。

模型製作でおススメのスコヤですが
できるだけ小型のものがいいでしょう。
ホームセンターで一般的に売っているスコヤで
一番小さい物は15cmです。
それだと取り回しに苦労するので
私のおススメはこれ。
シンワ ミニスコヤ 真ちゅう台付 4.5cm 62020
クリエーター情報なし
シンワ測定

東急ハンズにはもっと小さいスコヤも
置いてあったと思います。
商品名がわからないので紹介できませんが、
気になる方は探してみては如何でしょうか。

と思ってたら、私が使ってるのが
アマゾンにありました。
精密真鍮スコヤ 45mm (B-45)
クリエーター情報なし
アイガーツール

どっちでもいいと思います。
入手しやすい方をどうぞ。



スコヤはただ直角になっているだけの道具ですが
直角を確認するのに特化した道具ということは
お分かりいただけたでしょうか。
さしがねを使っても精度はでませんが
スコヤなら精度が出せます。

なら、さしがねの利点は??
となりますね。
さしがねは大工仕事のときには
欠かせない物です。
角目から対角線の長さを測ったり
勾配を簡単に引けたりいろいろできます。
作るものが大きいので
模型製作の場合ほどの精度は必要ありません。
大工仕事の場合はサブmmオーダーの精度で十分なので
さしがねの精度で十分です。
模型製作、特にプラ板工作では
サブミリの精度では使えません。
10ミクロンオーダーの精度が必要です。
道具を選ぶということは
精度を選ぶことでもあります。
良い道具と良い精度で
模型製作を充実させましょう。



まったく科学じゃない道具編
いかがだったでしょうか。
プラ板工作しない人には
全く意味のない内容でした。

次回は・・・
最近聞かれることが多い
表面処理にしましょうか。

解説内容予定
・表面処理とは?
・ヒケって?うねりって?
・粗さ?なにそれ?
・やすりのでこぼこ??
・光の反射って?
・鏡面仕上げ
・塗装は必要?
・塗装と表面(おさらい)
・表面処理手順
1回の記事じゃ無理かな・・・。

勿論、リクエストも受付中。


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